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モーターはすばらしいなと思ってしまいます。

電気

ご存じかもしれませんがハイブリッド電気自動車のシステムの例として多いのが、内燃機関のエンジンと電動機の2つの原動機で駆動するものです。少し省略して書けば、(ガソリン)エンジンと(電気)モーターで動く車と言えると思います。エンジンがディーゼルの場合も考えられますが、ここではガソリンエンジンで代表して考えることにすると、燃料は「ガソリン」ということになります。

ハイブリッド自動車を、「ガソリン」と「電気」で走る車と呼ぶこともありますが、その電気は外部から供給されているのではなく、基本的にはガソリンエンジンが発電機を動かして作ったものですから、ハイブリッド電気自動車の「エネルギー源」は化石燃料であるガソリンです。なぜハイブリッド自動車の効率がよいかと言うと、ガソリンエンジンだけでは効率の悪い条件のところを、エンジンとモーターの協調あるいは相乗効果 (シナジー・イフェクト)によってロスを少なくしているからです。

ハイブリッド自動車のシステム(以下単にシステムとします)はその構造によって、シリーズハイブリッド電気自動車とパラレルハイブリッド電気自動車の2つに大別 できます。定義としては、シリーズハイブリッド:2つの原動機を直列に構成し前段の出力が後段の入力になるシステムパラレルハイブリッド:2つの原動機が並列で協働するシステムとなります。シリーズハイブリッドの車はエンジンで動かす発電機で発電された電力、あるいはそれを電池に一旦ためておいた電力を用いて、モーターで走行する車です。パラレルハイブリッドというのは、エンジンとモーターの出力がいずれも駆動源となるため、エンジンのみで走行、モーターのみで走行、エンジンとモーター走行という3つの方式を適宜切り替えて使用します。この分類の他に、シリーズ方式とパラレル方式を兼ね備えたシステムもあり、もう少し細かく分類すると次の4種類の方式にわけることができます。シリーズ・パラレルハイブリッド方式というのは、パラレル方式でありながら、同時にシリーズ方式を実現するためにモーターを2つ装備しています。

トヨタエスティマの具体例で示すと、この方式では、エンジンの出力で前輪を駆動して走行しながらモーターで発電を行います。ここで発電された電力はもうひとつのモーターで後輪を駆動することができるので、この部分をみるとシリーズハイブリッドになっています。パワースプリット方式というのは、シリーズ・パラレルハイブリッド方式の中に含まれることも多いのですが、トヨタ・プリウスだけが採用している方式です。

プリウスは上述のエスティマとは異なり前輪のみを駆動しますが、同じ駆動装置の中にエンジンとモーターだけでなく発電機も備えており、エンジンで 走行と発電を行いながら、その電力で同時にモーターを駆動することができる方式です。ディファレンシャルギヤなどで昔からよく使用されている遊星歯車を用 いたたくみな機構を用いてこれを実現しています。