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ピザとフェラーリだけじゃないんだぞ

ヨーロッパの国、イタリアが戦争に負けた1945年、中断されていた自転車競技が再びスタートしました。飢えと貧困に苦しんでいた国民に、希望の光をもたらすような存在でした。また、戦争の苦い経験により、過去の政治家やレーサーにちなんだ名称のレースも誕生しています。敗戦の年には「Trofeo Giacomo Matteotti」、ファシストに暗殺された首相の名前です。

また翌年には戦争で亡くなったレーサーの名を冠した「Coppa Ugo Agostoni」というレースが登場しました。少し戦争から離れた1984年には「Settimana Coppi-Bartali」と2人の伝説的なレーサーが名前に採用されています。90年代に入ってからは、スポンサーの名が付くレースが増え始めました。この時代はイタリアの“自転車黄金時代”で、企業にとって自転車レースは最高の広告手段のひとつでした。92年の「Trofeo Melinda」はメリンダというリンゴ生産者が主催、96年「Giro delle Pesche nettarine」はロマーニャ地方の特産、ネクタリン生産者が主催したレースです。97年には「Gran Premio Nobili Rubinetterie」という蛇口メーカー主催のレースもあります。