読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

おすすめさん

おすすめさんのおすすめをおすすめする

色々な産業に影響を与えるものだと理解する

道路

過去の話になりますが、1940年代半ばには、高速道路の騒音問題はエンターテイメント産業の発達したロサンゼルスとその近郊で大きな問題となっていきました。野外音楽堂のハリウッドボウルでは、前出のアロヨセコから伸びるカフエンガ・ブルバード・パークウェイから生じる騒音が、演奏者や観客の邪魔になることがたびたび起こりました。この問題にカリフォルニア州公共事業課とともに研究したのがUCLA教授であり音響物理学者のベルン・O・クヌードセン博士です。

博士は1945年の研究で、音楽堂の南東の角に高さ3メートルの壁を設置することによって道路の騒音を遮断できると提言しました。この壁によって、最大6デシベルの消音効果、つまり家のリビングでテレビを消した時と同等の消音効果が得られました。またこの頃には、高速道路はロサンゼルス内外に広がっていき、映画監督たちは撮影スタジオ周辺の騒音について不満を漏らすようになりました。

AMPP(撮影生産者協会)と当局による騒音調査は60年代ごろまで続き、近隣の高速道路の騒音を許容範囲内に収めることに貢献しました。高速道路のネットワークが広がるにつれ、近隣に住む何千もの住民にも多大な影響が出ていました。初期に建設された高速道路は、住宅地のすぐそばに建設されており、一日中車が高速で通行する道路からわずか3メートル程しか離れていない場所に人々が住んでいました。住宅地にもたらす騒音について何とかしなければならないことは明らかでした。