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変化は可能性が沢山だと実感する

仕組み

電気で動く電気自動車、それも1つの車輪を1つのモーターが動かす、いわゆるインホイール・モーター方式だと、エンジンのような大きく重い部品は電池しかない。しかし電池は、設置する場所には限定されない。バッテリは確かに重くてかさばる部品ではあるが、ブロック玩具のようにバラバラにすることもブロックに束ねることも、自由に組み合わせることができる。

例えば平坦な形状にして床一面に敷き詰めることも可能だ。リチウムイオン電池1個のセルは内部の正負極材料などによって多少の違いはあるが、3.0~4V程度しか出力しない。このため電気自動車ではセルを直列接続し、電圧を稼ぐ。おおよそ100セルくらい直列につなぎ、340~360V程度まで昇圧する。電力分野では電圧は高ければ高いほど良い。細い電線を使えるからだ。逆に電圧を上げずに電力を稼ごうとすると大きな電流を流さなければならなくなり、電線を太くせざるを得ない。電線の重量が増えてしまうため、これは許されない。

たくさんのセルを直列につなぐ自動車のバッテリではつなぎ方は比較的自由であり、セルを平面に並べることも縦に積み上げることも自由にできる。電気自動車の自由度を広げるもう1つの要因は、原理的に電池とモーターだけで走るため、ガソリンのような液体を溜めるタンクが要らないこと。ガソリンタンクはクルマの左右どちらかの後部に収容している。このスペースも電気自動車では要らなくなる。