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メーカーによって違うものだと感じる

エンジン

ルノーと日産の社長のカルロス・ゴーン氏が日産の舵取りをするようになって、合理化が推し進められたことは有名ですが、それは主に車台の共用化にはじまり、エンジンバリエーションの絞込みまで、いうなれば「ワンソース・マルチユース」という考え方が徹底されていきました。

そのため、たとえばこのZ33フェアレディZはVQ35DEを搭載しますが、一方でFFのティアナでも同じVQ35DEを搭載、またミニバンのエルグランドでも然りと、同じエンジンのオンパレード。これは当然同一機種を大量生産することでコストを抑える目的が大きかったわけですが、かといって全く同じ仕様をFRスポーツカーとFFサルーンに同時に載せる訳にもいかないわけです。そこはいわゆるデチューンで対応しています。Z33フェアレディZに搭載されたVQ35DEは最高で294馬力を誇っていましたが、このティアナに搭載するにあたってはまず横置き前輪駆動であること、また、トランスミッションはエクストロニックCVTとの組み合わせとされたため、フェアレディZと同じレベルのハイパワー仕様をそのまま搭載することはできませんでした。

そこで最大出力は231馬力までダウン。トルクも3kgダウンさせましたが、最大トルクの発生回転数を2800回転まで低めて、低速から実効性のある出力特性に変更し、同時にCVTとのマッチングにも大きく配慮したセッティングに変更されました。そのため、ティアナの3.5リッター版はじつに余裕のある走りを実現。CVTの滑らかな走行感覚にティアナ元来のサスペンションストローク豊かな、ゆったりとした乗り味も加味され、車格以上の高級感を持ったクルマに仕上がっていました。