おすすめさん

おすすめさんのおすすめをおすすめする

地面と接する部分なので気をつけたい

いま現在のようなゴムのタイヤが登場するのは1867年のこと。ゴムの輪を車輪の外周にとりつけただけのソリッドタイヤが最初だった。最高速度は30km/h程度、長く走ると熱でゴムが焼け煙が出たといわれている。そして1888年、ついに空気入りタイヤが生まれた。イギリスの獣医ダンロップが息子の自転車タイヤに使ったのが最初で、この空気入りタイヤをフランスの貴族ミシュランが自動車に初めて使用したのだ。

ミシュランは1895年のパリ~ボルドー往復レース(世界最初の自動車レース)で、このタイヤを用い幾度と無くパンクに見舞われリタイヤしているのだが、走行中は平均車速が30km/h程度の時代に、61km/hものスピードを出したと伝えられている。そしてこの100年。

タイヤはさらに進化した。タイヤの耐久性を上げるためにカーボンブラックを使用し(1912年頃)、コード(注1)とコードの間に薄いゴム層をはさみ3~4倍の耐久性を実現するすだれ織りコードを使用(1920年前後)、これまでエジプト綿が使われていたタイヤコードにレーヨンが(1937年)、さらにはナイロンが(1942年)、1962年にはポリエステルが使用されるようになり強度と性能が著しく向上していった。またタイヤコードを従来の斜めに交互に重ねたバイアスタイヤから、円周と直角に配置し、さらに円周にベルトを巻いたラジアルタイヤも1948年に登場。これが今日のタイヤ構造の基本になっているのだ。