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生み出した人は天才ですね、いつまでも使われる

素材

コロコロコロ、糸車は紡錘を横向きに置いて、紡錘自体の回転の代わりにはずみ車で回転させるもので、紡錘同様、回転力を利用して繊維をねじって撚り合わせ、一続きの長い糸にするものである。 インドで発明された糸車(手紡ぎ機)は大きな車輪を使って軽い力でより多くの糸を紡ぐことができるもので、紡績史上大きな前進であった。糸車以前は、紡績はまず繊維を手で撚る完全な手作業だったが、こまの回転を利用した紡錘で若干楽な作業になった。

糸車は 一回大きなはずみ車を回すたびに紡錘が何度も回転するため、作業は格段に早く楽になった。糸車の発明後、はずみ車を回転させるための工夫が何度も試みられた。まず手ではなくトレッドル(踏み板、ペダル)で回転させる方法が編み出され、よくほぐして原毛の方 向を平行にそろえた繊維のかたまりを片手で持ち、もう一方の手で繊維が途切れないよう調整することができるようになった。

やがて水力、蒸気機関、モーターを利用した紡績機へと発展していった。フライヤーとボビンも、車輪同様に紡績を便利にした工夫であり、 糸をフライヤー外部に付けられたフックに引っ掛けてから内部のボビンに通すことで糸をぴんと張ることができ、糸車を止めることなくボビンに撚られた糸を巻いてゆくことが可能になった。レオナルド・ダ・ヴィンチは15世紀末の手稿のなかで、糸車とフライヤーを ギアで回転させて、固定したボビンに紡績された糸を巻き取る機械のスケッチを残しているが、これは実現しなかった。同様の糸車(ジャーマン・タイプ手紡ぎ機)が実現したのは、ドイツのヨーゲン・ヨハンソンが現在見る手紡ぎ機の原型を開発した1530年になる。