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世界規模で考える必要があるのでしょうね

ちょっとだけ解説です、金属価格の高騰の原因として、まず中国の経済成長が挙げられます。自動車の急増や建物の建設ラッシュ、さらに北京五輪に向けて社会基盤整備が急ピッチで進められていることもあって、各種金属の需要が急増しています。さらに、インドやブラジルなどの新興工業国でも金属の需要が伸びているのです。加えて、商品市場で、金属が確実に値上がりが見込める銘柄とみなされるようになり、多額の投機的資金が流入し、値上がりに拍車をかけました。

金属材料の値上がりは、商品価格に影響を及ぼさずにはおかないでしょう。しかし、価格を上げれば売れなくなるので、製造コスト(原価)の上昇分をそのまま商品価格に転嫁するというわけにはいきません。つまり、メーカーにとって、資源は、開発・設計・生産の根幹を揺るがす大変悩ましい問題なのです。これまで技術開発は、経営環境の変化や社会的要請等に対応してきました。

自動車産業を例にとれば、排気ガス規制が施行されると、それに適合する技術の開発がなされ、地球温暖化や原油高のなかでいま、燃費の良い車の開発、さらには化石燃料(石油)を使わないエンジンの研究・技術開発が進められています。同様に、金属価格の高騰が技術開発の新しいモチベーション(動機付け)を生まないわけがありません。高値で入手しにくいレアメタルの材料の使用を『減らす』、あるいは安価で入手し易い材料で『代替する』ことを基本とした技術開発の取り組みが始まり、多様なアイデアの技術開発がなされるものと思われます。