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あの日の思い出が、昨日のことのように

移動

みなさまご存じの都電荒川線荒川区南千住の三ノ輪橋から新宿区西早稲田の早稲田まで約12.2kmを運行している東京都交通局が運営する都内に唯一残る路面電車の路線です。荒川線の前身は明治44年(1911年)8月に大塚~飛鳥山間(大塚線)を開業した王子電気軌道株式会社。大正2年4月に飛鳥山下~三ノ輪間(三ノ輪線)が開通。大塚線と三ノ輪線が1本化されたのは大正14年11月。その後も王電は路線の拡張を続け、昭和5年3月に現在も残る早稲田~三ノ輪間のすべてが開通しました。

昭和17年(1942年)の陸上交通調整によって東京市電局に併合され市電となり、翌年(1943年)、都政施行に伴い東京都交通局に名称を変更すると共に名称は都電となりました。都電最盛期の昭和18年(1943年)には41系統が存在し、総延長213Km、乗車数は1日約193万人を数え、都電は都民の足としてなくてはならないものでした。しかし昭和30年代から始まった高度経済成長に伴う自動車の増加による運行の困難等により昭和42年(1967年)から昭和47年(1972年)にかけて181Kmの区間が順次廃止されました。

廃止された系統の大部分はバス路線として受け継がれていきました。そのような中、例外的に27系統(三ノ輪橋~赤羽)と32系統(荒川車庫前~早稲田)は共に路線の大半が専用軌道であること、代替バスの運行が難しいこと、沿線住民と都民からの強い存続要望があったこともあって、27系統を三ノ輪橋王子駅前に短縮し存続が決定します。そして、昭和49年(1974年)10月1日に27系統と32系統は統合され、都電荒川線と改称され現在に至っています。