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最初があるから今がある、スタートは大事である

人が運転する自動車が発明された年は、世界的な認識では、カール・ベンツが最初の自動車である三輪車を完成させた1885年とされている。そのときにはまだ4サイク ルエンジンに関するニコラス・オットーの特許が有効で、特許侵害に当たったため。オットーの特許が無効になった後に、ベンツが自動車に関する特許を申請し たのが1886年、同じ年にゴッドリープ・ダイムラーがガソリン4輪車を完成させている。

1893ディーゼルエンジンの発明1894年7月22日、パリ・マイヨー街のスタート地点に出走車21台が揃い、パリ~ルーアン・トライアルレースがスタートした。世界で最初の自動車レー スとされるこのレースは、ルーアンまでの126キロを12時間以内で完走することが決められていた。出走した車のパワーユニットは、蒸気またはガソリン・ エンジン。第1位は、プジョーとパナールだった。実際は、ド・ディオン蒸気トラクターが先頭でゴールインしたが、操縦に2名を要したため、2位と判定され た。完走できなかったのは4台で、すべて蒸気車だった。

こうしたことから、蒸気エンジンに対するガソリン・エンジンの優位が、人々にしだいに認識されてい くようになったという。ド・ディオン・ブートン社もこの時期にすでにガソリンエンジンの自動車を製作していた。日本では国産ガスエンジンの試作(1892年・明25年・東京工業学校製作)や、石油発動機の試作(1896年・明治29年・池貝鉄工所製作)が行なわれていた1896(明治29)年1月19日 明治の農業思想家、十文字信介氏はドイツで発明され、史上初めて量産されたモトラッド(モーターサイクル)を、即座に 日本に輸入し、皇居前広場で公開試験が行なった。

彼はガソリンエンジンを使った乗り物に注目し、将来性を理解していた。まだ「自動車」という概念の無かっ た日本に到着した乗り物は、「一人乗りの汽車」と人々はその速度に驚愕した。1898(明治31)年2月7日 四輪自動車走行 デフネ(フランス人商人)が東京に持ち込んだガソリン式自動車「パナール・ルバッソール」は、買い手が なかったが、築地~上野間をデモ走行したと言われている。