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キレイだと気持ちも嬉しくなりますよね

クルマ、自動車用塗料といえば、鮮やかさや発色のよさなどが注目されがちです。ただ、塗料に求められるのはそれだけではありません。環境対策も課題となっています。たとえば、塗装後に放出されるVOCもそのひとつ。全世界で生産される車両が年間6000万台で、すべての車両に溶剤塗料が使われていたと仮定すると、1年間に排出される有機溶剤量は27万トン。20トンのタンクローリー1万3500台分に相当する量です。そしてそのVOCは、大気中のオゾン(O3)生成を促進し、光化学スモッグの原因となることが知られています。

そこで登場したのが、塗装後に揮発する有機溶剤が少ない水性塗料です。水性塗料は塗料中の有機溶剤を水に置き換えたもので、計算上ではVOCを溶剤塗料に対して約6割削減できます。現在はドイツで80%以上、日本でも約50%が水性塗料を使っています。溶剤塗料にかわって自動車用塗料の主流となりつつある水性塗料に関してが、実はこの勉強会のメインテーマとなりました。ちなみに「水性塗料」や「溶剤塗料」という区分は塗料としての状態の違いです。

したがって、実際に塗られ乾燥した後は同じ状態と考えられます。かつて自動車メーカーから塗料メーカーへの要求といえば「安くて良いもの」でした。しかし、現在では「安くて軽くて良いもの」と要求が変化してきています。これは、省燃費のために車両重量を軽くしたいという自動車メーカーのクルマ作りの意向によるものです。さらに、これまで塗料メーカーに求められたのはVOC対策だけでした。現在では、社会的要求から現在はCO2削減も求められています。自動車塗装としては、塗装ブースでの温度/湿度管理のための電力消費量などを減らしていくことなどによる環境対策も考えられています。