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見た目が大事だと言う人もいる、それが普通だろうな

ものつくり

自動車の塗装の種類だが、大まかに分けて3種類が現在の主流になっている。ひとつめは“ソリッド”と呼ばれる、いわゆる単色塗装の事だ。樹脂に混ぜているのは、単純に色を表現する顔料だけになる。比較的、表現は簡単なようだが、各色の顔料をどれぐらいの配合で混ぜれば思い通りの色を表現できるのか、と言うことが結構難しい。単純なものほどごまかしが効かない、料理の世界のようだ。

また、赤、紺等の顔料は劣化が早い。良く赤がピンクに見えるような、古い車があるのはこのためだ。これを守るためにも、4層目のクリアー層は欠かせない。次には“メタリック”だ。これは色を表現する顔料と共に、主にアルミの微細な金属片を混入して、見る角度や光の当たる角度によってその表情を変えるという、かなりデリケートな塗装になる。次は“パール”と呼ばれる塗装で、これは顔料と共に雲母(マイカ)の粉を混入する。メタリックよりも更に繊細な表情の変化を見せるため、高級感がある。メタリックもパールもともに、“補修”が難しい。

今では“純正塗料”が出まわっているので、メタルやパールの混入量などで大変な目に会うことはないのだろうが(それでも年式によって微妙に違いうと言われている)、完全にオリジナルの塗装に同化させることは困難に近いそうだ。乾燥の条件により、塗膜の中で、メタルやパールが動くこともあり、オリジナルと同じ並び方をさせることが、本当に困難を極めるという。乾燥と言えば、シンナーなどの溶剤が抜けていく時に“ピンホール”と呼ばれる微細な穴が発生する事もあるが、それが基本構造の金属まで届くことは極めて希であって、懸念することはないとも言われている。