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気を使うことがあるのだから

空気

大きな建設機械の動力源であるディーゼルエンジンから排出される排気ガスの大半は人体に無害な水蒸気(H2O)、窒素(N2)や酸素(O2)です。そして残りの成分として二酸化炭素(CO2)、窒素酸化物(NOx)、炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)や粒子状物質(PM)等が有ります。

大気中でこれらの成分の濃度が高くなると地球温暖化光化学スモッグ酸性雨、また人体に吸収されると呼吸器系の障害や病気の原因になるとも言われています。 ディーゼルエンジンガソリンエンジンと比べると熱効率が高く燃料消費量が少ないため、二酸化炭素(CO2)の発生が少なく、またその燃焼特性から一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)の発生も非常に少ない優れたエンジンです。しかし一方で、窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)も発生させます。この2つの物質は発生メカニズムが相反するため、その低減方法も一方に効果があると他方の発生を促進すると言うやっかいな関係となっています。

このように難しい問題にも建設機械業界は早くから関連する業界と手を組みながら、積極的に排気ガスの低減に取り組んできました。 1990年代に入って建設機械の本格的な排気ガス対策がスタートしました。国内においても、建設省が1991年(平成3年)に「排気ガス対策型建設機械」の指定制度を発表し、建設省の直轄工事においては「排気ガス対策型建設機械」 の使用を義務づけることになって、排気ガス対策が加速的に推進されました。(1次排気ガス対策)そして、米国EPAが全米における排気ガス規制を発表し、EUでも排気ガス規制の実施が発表されています。各国の排気ガス規制は、1次規制が発表された後、2次・3次規制の時期と規制の内容が公表され、その規制値は益々厳しくなっています。