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どんどん新しいものになっていくのでしょう

知っているかもしれませんがコンピューター制御のことを電子制御と呼びます。燃料調整に使えば「電子制御式燃料噴射装置」と呼び、アクセル操作に使えば「電子制御スロットル」と呼びます。車に詳しい人たちは、それぞれ「インジェクション」、「電スロ」と訳したり、略したりしますね。それに対して、昔ながらのコンピューターによる制御を介さないメカニズムは「機械式」と呼ばれます。

機械式の場合は調整用のツマミなどがついていたり、部品を組み替えることで最適化しますので、電子制御に比べると少し面倒です。しかし、電子制御がまだ高コストだった頃には、軽自動車やコンパクトカーで機械式の車はだいぶ後まで残りました。1990年代までは一切コンピューターの無い、機械式の車がまだ数多くあったのです。もちろん性能は電子制御に劣りますが、性能より安価であることが求められた時代では、それで良かったのでした。次第に電子制御のメカニズムが大量生産されるようになると、安い車でも機械式を続けることで、部品を別に作るコストが生じます。

それならいっそ、全部電子制御に統一してしまえば、全体的に車が安くなるため、2000年頃を境に機械式の車が日本から消えていったのでした。機械式の車の多くは「チョーク」という、エンジンに入れる燃料と空気の割合を変える装置を持っています。これがエンジンの暖まり具合によって、その熱で自動的に調整される仕組みの「オートチョーク」なら楽です。それすらも手動になっている「マニュアルチョーク」の場合は、チョークのノブを引いて、最初はエンジンに空気より少し濃い目の燃料を入れる必要があります。