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電気で動く自動車の電気自動車が人類史上初めて登場した時期は、ガソリン自動車の登場よりも古い1800年代でした。登場した当初こそ実用化レベルまでは到達していませんでしたが、その後、1900年代に近づく頃には、実用に耐えうる電気自動車がイギリス、フランスにおいて開発されました。また、日本にも三輪自動車として電気自動車(アメリカ製の電気自動車プログレス)が個人レベルで輸入されました。1900年代に入ろうとする頃、電気自動車の他にガソリンを動力源とした自動車も実用化されていましたが、電気自動車がもっとも普及に成功していたのです。

この頃のガソリン自動車は技術的に未熟な時代であり、そのメカニズムは製造が難しいこと、さらに、運転する方も高い技量が求められていたためガソリン自動車の普及は進みませんでした。一方で、電気自動車は製造とメンテナンスが比較的簡単であり、運転する方も自動車の始動が容易であるため、電気自動車の方が広く受け入れられていました。1900年頃の世界は電気自動車が主流でしたが、1900年初期にフランスの自動車メーカーが高性能のガソリン自動車開発に成功し、これがきっかけとなりガソリン自動車の機構が洗練され始めました。

一方、電気自動車の方では目立った技術革新は行われませんでした。やがて、米国の自動車メーカー・フォード社が1908年にT型フォードを世に送り出し、政府の後押しも行われ、コスト低下とともにガソリン自動車が人々の間で一気に広く受け入れられるようになりました。このT型フォードが、ガソリン自動車の爆発的普及のきかっけとなったわけです。そして、ガソリン自動車の普及とともに、世界において電気自動車の存在感が薄れて行きました。